東京での開催でこの展覧会を知ったのですが、東京へ出かけるには日程的に難しくネットでいろいろ調べている時に、名古屋でも出張展示があることを知ったので、ずいぶん前にチケットを購入していました。
始まってすぐにでも見に行きたかったのですが、私の腰痛は電車に揺られるのがしんどいのと、長時間歩き回れる自信がなかったので、延ばし延ばしになっていました。
この週末は特に予定もなく、ここのところ腰痛もだいぶ軽減してきていたので、夫と一緒に見にいってきました。
モリスの「いちご泥棒」の抜染した後、さらに2色で染めたものもみてきました。
すばらしい!!の一言に尽きました。
人の手の作業の暖かさと緻密さの両方に触れました。
今回楽しみにしていたのが、大型のタペストリー。
細いウールの単糸(だと思う)で、一目一目織られたタペストリー。
金糸の縁取りとシルクの艶感と、そしてウールのマット感。
それぞれの素材と技法が融合して、一枚のタペストリーから無限の可能性を感じました。
そして、トランプさんのおっしゃる「陰影」というものかどういうものなのかを目の当たりにしました。
なるほど、タペストリーは平織りではあっても、立体のものなのだなぁ〜〜と納得しました。
テーブルクロスで、今取り組んでいるフィン織りの技法のものもありました。
細い細い糸での緻密な柄・・・気が遠くなりそうでした。
でも、「いつかこのサイズのものもやってみたい!!」とふと思ったりもしました。
そして、テキスタイルの他にもありとあらゆる分野の「手工芸品」を見てきました。
ゆっくり時間が流れる時代の、暖かい手仕事の数々・・・。
ひさしぶりに・・・いいものを見せてもらって心が潤いました。
これが今日からの「活動の源」になってくれるといいなぁと思います。
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隣で常設展、そしてあいちトリエンナーレのプレイベントの特別展示がありました。
平田あすかさんという方の作品 →
http://blog.aac.pref.aichi.jp/art/2009/07/000147.htmlかわいくて、そして不思議な不思議な世界に迷い込んでしまいました。